当社のマンション「Casa辻久」にはフローリングのダイニングキッチンの他に
2部屋の和室があります。
先日退居されたお部屋に、新しい入居者が決まり、畳を表替しました。
最近は、フローリングが人気で、畳から建材床と言われる工業製品に
変わってきていますが、畳には、断熱、保温性、空気の清浄効果 、
吸音性(音が響かない)があります。それに、寝ころぶ、立つ、座る、どんな場合でもやわらかく吸収して受け入れてくれる畳は、日本人の生活に溶け込んでいて、落ち着きます。
<リフォーム>
畳は、「畳床」 を芯にして 「畳表」 でくるんであり、
畳の定期的なメンテナンスリフォームは、裏返し ・ 表替え ・ 新畳の
3種類で、使った年数や傷み具合で行います。
「裏返し」(3~5年)・・・畳表に裏と表はありません。畳表は両面使えますので、
畳表を一旦はずし裏返しに出来ます。裏返せるのは1回限り。
「表替え」(7~8年)・・・ 畳床はそのまま使用し、上にかぶせる畳表と畳縁を
新品に交換します。
「新畳」(20年~)・・・ 完全に新しい畳に変えます。
<お手入れ>
濡れ雑巾で拭くと畳の光沢がなくなるので、畳の目に沿って掃除機をまめにかけて、
たまにカラ拭きを!
畳の上にはじゅうたんなどは敷かないで!畳が蒸れてカビやダニの発生にも
つながります。
年に一度から二度は良く晴れた乾燥している日に日干しを!
お部屋の締め切りはよくありません。たまには空気のいれかえを!
ピアノや足のある重たい家具は直に置かないで!畳に大きなくぼみができ、
修復が困難になります。