食育

2010.06.22

「食育」のことばは、2005年6月の「食育基本法」から、

社会関心が高まってきました。

健全な食生活、食文化の継承、健康の確保が図れるよう、

食について考える習慣、食に関する知識、食を選択する判断力、

人間にとって最も基本的で重要な「食」を正しく学ぶことが「食育」です。

現在、暖炉や燃焼式のストーブがなくなり、電気の供給によってろうそくの炎で

明かりをとるようなこともなくなり、私たちの生活の中から、炎は失われつつあります。

特に、オール電化などで、電気調理器具が増えていくと、

炎を間近に見ることなく育ってしまう子供たちがどんどん増え、

火力の調整や炎の特性、正しく火をコントロールする機会が失われつつあります。

食育の一つとして注目されているのが子供の料理です。

子供に料理を教える目的のひとつは、「包丁の使い方・火の扱い」を学ぶことです。

火が危険であることも含め、生活を支える炎を子供たちに伝え、

料理を通して火を使うことの重要性を知ること、そして炎を見ながら

火力を調節し、おいしい料理を作り上げていくことは家庭でできる

もっとも簡単な食育のひとつです。

新鮮な肉や野菜が、炎によっておいしく変化してく様を、味わってみてはいかがでしょう。

« »

最新のブログ