節分の日といえば「豆撒き」と「イワシ」と「恵方巻」。
暦の上で春を迎える立春の前日にあたるので一年の災いを払うための
厄落としとして行われます。
「恵方巻」は、節分の夜にその年の恵方に向かって喋らず、願い事をしながら
太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされていますが、
実は2000年代以降に関係業界の販売促進で広まったものなのです…。
バレンタインデー・ホワイトデーのお菓子贈答のように商業的イベントとして
全国に広められたようです。
1977年に海苔業界による街頭イベントが大阪で行われ関西に知れ渡り・・・
1987年頃には「幸運巻ずし」の宣伝が関西地方以外の各都市に向けて送付され・・・
1989年にコンビニ、1990年代にスーパーマーケットが販売を開始しました。
最近では恵方巻を利用して形が類似するロールケーキなどの
便乗商品に関連する商戦が過熱化していますね。
子供の頃から昔から伝わる伝統行事と信じて食べていましたが...
関西以外の地域で「恵方巻」が知られるようになったのはまだ最近。
近い将来節分はロールケーキを食べる日になるかも知れませんね。