オール電化住宅

2011.03.16

「原子力は発電時に二酸化炭素を排出せず、地球温暖化の防止につながる。省エネにもなる。」と東京電力が、推進してきた「オール電化住宅」の普及が、現在電力不足に拍車をかけています。

「オール電化住宅」とは給湯や調理器具、冷暖房など、住まいで使用するすべてのエネルギーを安心でクリーンな電気でまかなう住宅のことです。

東電によると、管内9都県のオール電化戸数は、2002年の1.3万戸から2010年の85.5万戸に激増し、最大で原子力発電プラント2基分にあたる約200万キロワット分の電力消費能力が増えた可能性があります。

東日本大地震後は、計画停電をせざるをえない状態で、ここ数年、お得な電気料金の割引メニューや最新設備などのオール電化キャンペーンで急速に進めた普及策ですが、 抜本的な見直しが迫られています。

従来、住宅の熱源は、ガス会社が都市ガスやプロパンガスを供給し、電気と併用するのが主流でした。

年々オール電化スタイルが普及していますが、停電に弱く、停電した場合は、全ての機器を電気に頼っているため、熱源がまったくない状態になります。ガスを併設していれば、

もし、停電が続いた場合でも、ガスコンロや湯沸器(乾電池を使用する場合)は

使用できます。

オール電化をお考えの方は今一度、ガスの必要性を考えてみてはいかがでしょうか?

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