「リノベーション」という言葉を最近よく耳にします。
リフォーム展示会などでもリノベーション物件を紹介
している会社は多くなっています。
クロスの張替など、老朽化した建物を元に戻す「リフォーム」
に対し、古い建物を新しい状態に戻すのではなく、
自由設計により、建物の持つ初期の性能以上の新たな付加価値を
加え、再生させることを「リノベーション」といいます。
築年数の経った中古物件が、リノベーションにより、
おしゃれで素敵によみがえります。
京都市伏見区にある観月橋団地の「DANCHI」プロジェクトは、
「団地からDANCHI」へのまさにリノベーション物件。
早速見学に行ってきました。
昭和37年に入居が始まった団地は、現在空室が多くなり、
入居者のほとんどが高齢者になったので、団地の部屋を
建築家がデザイン、リノベーションし、入居者を募集しています。
UR都市機構の仕様に、建築家や広告会社チームの新しいアイデアが
加わったプロジェクト。
見学をした、すでに改装されたお部屋は、全体にオープンで明るく、
本当におしゃれで素敵です。
静かで緑も多く、日当たりも風通しもよく、いいところでした。
高齢者のが増えているので、たくさんの若者にも住んでもらおう、
団地の良さを残しながら、新しい魅力も付けたしていこう、
暮らしもデザインも、新旧が活き活き共存する団地にしようと
いうプロジェクトのコンセプトそのものです。