和風建築の伝統的な壁のひとつで、土を使用してつくられる
左官仕上げの壁を土壁といいます。
そして、伝統的な土壁の一種に、聚楽(じゅらく)壁があります。
京都の地名(聚楽第)が由来で、そこで採れた土を原料としています。
現在では希少な土のため、数奇屋建築や茶室などの最高級の
左官材料で、高級上塗り土として使われています。
また、現在一般的には、きめの細かい砂壁上のじゅらく風に仕上げた壁も
じゅらく壁と呼んでいます。
<城陽市N邸>
じゅらく壁塗り替え工事をさせていただきました。
既存のじゅらくを削ぎ落とし、下塗り(4~5日の自然乾燥)後、
乾燥した下塗りの上に、じゅらくを上塗りして徐々に仕上げていきます。
壁を触るとポロポロと剥がれてくると劣化が進んでいて、
塗り替えの時期が来ているサインです。
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