柿渋塗料

2021.09.01

柿渋塗料をご存じですか?
化学製品に頼らない自然の力を利用した環境型塗料です

<城陽市T邸>
<施工前>

<施工後>
柿渋(かきしぶ)は、渋柿の青い未熟の柿を粉砕してしぼり、
それを発酵・熟成させて得られる抽出液です
赤褐色の半透明の液体で、タンニン(カキタンニン)を多量に含むので
防虫効果、防腐効果、防水効果などがあります
柿渋塗料は、昔から日本の家具、床、柱などに使われていた塗料で、
現在の塗料によく使われる溶剤が一切入っていないので、
シックハウス症候群の対策としても注目されています
渋柿を発酵させて作っているので独特な匂いがありますが、塗装後10日程経つと自然と無くなります
昔は、漁網の補強、家の柱の柱や和傘、木桶等に使用されていたようです 
ナイロンも、ビニールもプラスチックもなかった時代、すべてがとてもエコだったのですね

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